I’ve been thinking about you.
第2章 あぶらかたぶら
(···血は繋がってなくとも"家族"だな)
ガタッ
「ほうじ茶美味かった、そろそろ帰る」
「玄関まで見送ります」
「悪いな」
ぱたぱた
「帰り気をつけください」
「あぁ。···アリア」
「はい··!」
ぐいっ···。
ぎゅ。
「···俺が素直になるのはアリアは嫌か?」
「えと··オーター··さん?··!」
キュッ
(手、握られた)
ぐるぐる
「は、はののの··///」
すっ
「また来週な。」
ガチャッ
パタン···
「おっ··おっふ···//(顔合わせられない)」
初めて見たオーターさんの柔らかな笑顔
(と言うか、何故今日来てくれたんだろう。考えても仕方ないな)