I’ve been thinking about you.
第15章 世界が壊れた音 オーターさん
カパッ
「····(指輪が入っている)」
指にはめる。
はめた瞬間目眩がしたと共に私は
カチャ
「エキナセナの花畑ですか··」
歩く感覚は本物
(指輪の魔法か?特に邪悪な気配はしない)
むしろ
「···(雪の日を思い···)」
だす
「~~♪」
花畑で誰かが歌を歌う
後ろ姿だけで私は分かってしまった
サクッ··サクッサクッ··ザザザッ!
「魔法使いさん!」
「~♪···やっと会えたね、オーターくん」
ギュッ···
「何で、あの夜いなくなったの!?ずっと一緒にいるって···だけど分かっているけど···」
私は何故か昔の姿になっていた