I’ve been thinking about you.
第13章 つつむ カルドさん
てれ···。
「ちょっとお転婆した時壊れました···あはは~··」
「これを」
「はい?(自分のリボンほどいてる)」
すっ···キュッ
「はい。似合いますね」
「カルドさんのリボン··」
「今から肌身離さず付けてくださいね」
「はい(ここは素直に聞くか···)」
✿✿✿
「アリア」
「はい?」
さらっ
「このリボンは誰からだ?」
「あっカルドさんからです!」
「そうか(カルドさんもか)」
ぽん。なでなで
『·····』
(撫でられる、レインさんの手、好きだな~···)
神覚者でありながら学生でもある
そしてフィンくんのお兄ちゃんでもある
(···漆黒の死神の末裔···その力は闇より深い魔法)
だが今俺の前にいるのは死神ではなく