I’ve been thinking about you.
第12章 世界がこわれる音がした ワースさん
俺の胸ポケットに入れる仕草をして
優しく笑った
ギリッ
「··っ、アリア!」
「··!」
「絶対、迎えに行くから。俺の世界を新しく作り直す!」
「うん··うん··」
「だから、見守っていてくれ!!」
パリイイィン····
キラキラキラ
「行ってらっしゃい、ワースくん」
綺麗なガラスが舞ってる
破片に映るは今までの思い出
窓を割って親父を消した魔法使いさん
ドラゴンに追いかけられ最後には仲良くなった思い出
そんな時だろうか
俺は聞きなれた声に導かれ···
ふっ··
「····ここは··」
見覚えのある天井だった