I’ve been thinking about you.
第12章 世界がこわれる音がした ワースさん
『ーーー!』
『ーーー!!』
あぁ
いつまでたっても俺は価値が···
バシッ!!!
「これはこれは、マドル家当主ともあろうお方が、子供に対して暴力はいけないんじゃない?」
「誰だ貴様は名を名乗れ。暴力ではなく躾だ」
カタカタ···
「···ぁっ··(兄さんじゃない)」
フードで姿が見えないけど··
この人なら···
俺の··世界を壊してくれるんじゃないかって
スチャ
「···我、神に祈る」
杖から弓矢が出てくる
「ワースくん、隣の部屋で好きなお歌を歌っててね」
「は··はい··」
ばっ!
「どこに行くんだ!!··ぐっ」
「話はまだ終わりじゃねぇよ···」