I’ve been thinking about you.
第10章 つかまえた イノセント·ゼロ
誰かの声がする
耳障りかと思ったが、優しい声がする
どこの国の歌だろうか···。
ふっ
「····」
むくっ
声がする方を向くと
岩の上に座る人が歌っていた
「あっ。起こしてすみません、貴方もエキナセナの花畑に来てるんですね」
「····た」
「··?」
サクッ··ザッザッ··
がしっ!
「捕まえた。君!」
「はい?!(やっぱり赤い目してる)」
「···君の名は。」
「アリア·アクアです」
「アリアって言うんだね··私は··イノ··」
「···(イノシシ?)」←
「シリル·マーカス」
「シリルさんですね、そしたら私は帰ります。ゆっくり休んで···!」