I’ve been thinking about you.
第10章 つかまえた イノセント·ゼロ
『○○!』
『ーーーーー!』
あの時
初めて私は○をしたんだ
優しい橙色に優しくて深い海と優しい空色の瞳を持つ魔法使いと··
『···あっ』
初めて目が合った
「···またあの夢」
最近また見始めた夢だ
(人を辞めてから見なくなったのに何故だろうか)
チラッ
(クマだらけの顔色悪いな)
✿✿✿
(何も満たされないのに適当に来てしまった。)
騒がしい魔力のないゴミ共
(こんな世界早く壊して強い者達···)
「よしよし、私がお母さんを見つけてあげるね!」
「えーん!」
(ただの子供か)
「ありがとう!お姉ちゃん」
(随分と優しい人間もいる··)
「それじゃ泣き止むように魔法でお菓子を出すね!」