I’ve been thinking about you.
第7章 マニキュア セル坊(初)
「~~~~」
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この娘の話を聞いていて少し理解してきた
お父様が昔読んでくれた本の魔法使いみたいだと
『お父様、この魔法使いさん。空から弓を出しています』
『あぁ、この人はね。私の恩師と同じぐらい強い魔法使いなんだよ。綺麗な色をしてるだろう』
橙色の髪の毛に惹かれるような空色の瞳
『だけど』
『···?』
『なんでもないです』
『そうかい。···この魔法使いさんはね、あまりにも強すぎるからか··恐れをなした人間共に··殺されてしまったんだ。勝手だよね』
『もう、いないんですか?』
『昔よりは人数も減ってるが生きてるよ。確か··とある国で最後の魔法使いが処刑される時私もいたんだが··凄く綺麗な人だった』