~たゆたううたかた~【禪院直哉/R-18/短編集】
第5章 ごっこ遊び 【禪院直哉】
後ろから圧し掛かられて
足を足でホールドされて、
ばちゅばちゅと…腰を打ちつけられて。
杭を何度も打ち込まれるままで
そうされるままに直哉を
受けいれて喘ぐだけになっていた。
『……ちゃん、
ハァッ…、ハァ、…そろそろ出すで?』
バチュンバチュンと
お尻に腰を打ちつけられて
その音がパンパンと…
あの時の…音に変わって。
「んはぁぁぁっ、んぅ…く…はぁ
はぁ、はぁ、あああぁんんっ、
あっ、ああああ、ああああ―――ッ!!」
パンッパンッパンパンッ…
「んはぁ、あああぅ、んっんっ
ああぁ、ん、あぁああぁ゛あぁあん!」
パンパンッパンパンッ…
「ふあっ、あっ、あっ、あっ
あぁあ、あああぁ゛――――ッん!!」
ビクンビクンっと…自分の中で
直哉のペニスが
跳ねる様に大きく脈打ちながら
ドクドクと…薄い隔たりの向こうに
精液を…射精していて…。
そのまま…脱力して…しまって
私の身体に直哉様の体重が掛かって来て。
押し潰されそうに…なりながら…。
ギュウウと後ろから抱きしめられたままで
グリグリと腰を腰に押し付けられてしまう。
「んはぁ…はぁ…はぁ…ああっ…ん…」
『やっぱり…コスプレして…
なんたらごっこもええけど、
コスプレセックスしてからの
いつものちゃんが
やっぱりええわ。これ全部脱いでしもて
もう1回しようやちゃん…』
そう言ってズルンと…中から
自分のペニスを引き抜くと
ゴロンとベッドの上に大の字になるので。
直哉のペニスに抜け落ちそうになりつつ
辛うじてまだ引っ掛かっている
コンドームを脱がせると口を縛って
ティッシュで包んでゴミ箱に捨てた。
すっかり…あの時と同じ物かと
疑いたくなるような謙虚なサイズに
なっている…直哉のペニスに
がねっとりと舌を絡めて
自分の唾液でペニスを洗う様に
事後のお掃除フェラで…
自分のお勤めを果たしていた。
『あっちで口ゆすいで来て
ついでにそれも外しといで。
風呂入る前に…さっきの食べようや』
その言葉で思い出したけど
頼んだお酒もおつまみも
テーブルの上に放置したままだったので。