第8章 ※過去Ⅰ
私が中学1年のころだった
クラスの中心のグループからいじめられてた子を庇ったのがきっかけで庇ったのが気に食わなかったのかその子の代わりに私がいじめられるようになった
最初は筆箱やくつがなくなる
クラスの皆からは挨拶しても無視される
倉庫に閉じ込められたり
色々とされた
辛かった
庇ったことは後悔していない
その時は正しいことをしたと思っていたから
思い出すと時折涙が出そうになる
けれど泣いたら負けてしまうんじゃあないかって
私もなんとか耐えていた ううん
耐えるしかなかったんだと思う
お母さんやお父さん、おじいちゃんたちにバレたくもなかったが後悔している
心配かけたくないからって何も言わなかったことを
相談していたらあんな"恐ろしいこと"にならなかったのにって
(………泣くな……)
(涙なんて止まってて欲しいのに)
何をされても泣くな
暗示のように毎日心の中に落とし込む
そのおかげかは分からないが何をされようが平気な顔をしていたせいか大丈夫だと思われたらしい
中学2年の頃になるといじめは段々エスカレートしていた