第7章 ※悪夢
(はぁ〜入れた………)
シャワーだけでいいと思っていたけど
湯船にでも浸かったらとおばあちゃんが言うので重たい体を動かしなんとか入ることができた
おばあちゃんはあの日以来ずっと私に付き添ってくれている
本当は銭湯やら何やらで忙しいはず
申し訳ない気持ちでいっぱいだけど
家の中に誰かいるだけでも安心するし甘えてしまっていた
私も病院からもらっている薬を飲んだりして幾分精神状態はましになってきたほうだ
でも
未だ心の中が暗闇の中にある感じだ
全然気が晴れない
(昔に戻っても仕方ないのに…)
この前の日と昔が重なる
思い出しても辛くて仕方ない
それに過去のことを悔やんだ所で何も戻れはしないのはわかっているはずなのに
(私ほんと何してんだろ)
本当に自分が嫌になる
何一つ変わっていない自分が腹ただしい
こんな弱い自分に
(はぁ…考えるの疲れた…もうやめよう)
また頭ににぶい痛みが襲い始めてくる
考えすぎも体に毒だ
思考を放棄して私はゆったりと体を沈めた