第24章 番外編➀ 困惑
[こんな感じでいいのかな…]
[うーんでもな…]
ベッドの上に散乱している衣服がずらりとある
ワンピースなのかスカートかスキニーを履くべきなのか未だに悩んで決められない
それほど楽しみでたまらないんだと思う
あの電話から1日後
メッセで連絡が来てカフェ巡りをしようと話になり丁度いい日がたまたま椿ちゃんのスケジュールとも合ったので今準備をしている所だ
正直言うと誘ってくれて助かったところがある
お祭りの日から条くんと会えていないからか憂鬱な気持ちなのだ
少し電話はするくらいであの日以降姿は見えてない
この気持ちにどうしてなるのかが自分でも意味がわからなくて考えても答えが出ない
気晴らししたいなぁとは薄々思っていたのだけれどいいタイミングと言うべきか椿ちゃんが遊ばないかと誘ってくれたのだ
そういう意図はないんだろうけど感謝しかなかった
(それに…)
(なんだか椿ちゃんと二人きりで会うのも久々かもなぁ)
ことはちゃんも誘うのかと思っていたのだけれど今回は二人で出かけようということ
都合が悪かったようでまた今度遊ぼうという事だった
(しょうがないよね…)
(時間がいい時また遊ぼ…)
ぼーと考え事をしていたのが悪かったのか
[あ………!!]
(やばい時間が…)
(化粧もしなきゃいけないしもう決めないと…!)
待ち合わせの時間までもう時間がない
とりあえず無難な格好でいこう
急いで身支度に取り掛かったのだ