第12章 告白Ⅰ
[椿……ちゃん…?]
こんな距離まで来ることなんて初めてだったから
どうしたらいいか戸惑ってしまって声が出てしまった
ハッと何かに気づいたのかのように
[あら…!ごめんなさい!]
[少しボーとしちゃってたのかしら…]
[ううん…大丈夫だよ…!]
もしかすると疲れが出てしまったのかもしれない
それに今日は話を聞いてもらったり色々と気を使うことばっかりだったから
[椿ちゃんこそ疲れたよね…]
[大丈夫よぉ〜!急にごめんね]
さっきとは打って変わっていつもの椿ちゃんに戻っていた
[さ〜てとまたね♡]
[後でどうなったか教えてね♪]
[え…!?ちょっと…!?]
[じゃあね〜♪]
そう耳元で呟いて椿ちゃんは颯爽と去っていた