• テキストサイズ

太陽が咲くまで[前編]

第12章 告白Ⅰ


[え…えっと……ち、近]

ジリジリと詰め寄ってきているし
というか顔が獲物を狙ったようにしていて怖い


[その別の人って…男…?]

[え…とそうだね…??]


ギラギラした雰囲気に圧倒されつつも答えた

すると


[きゃあああ♡それって絶対デートじゃあない!ね!ことは!!]

[そうだって!!椿!]


さっきまでのあの怖さはなんだったんだろうか
急に甘い感じになったような気がする
二人共お花畑にでもいるかのようにポワポワしている

あまりの変化に私は追いついていなくて

それにデートと言う言葉を聞いて上手く飲み込めていなかった


[ど、どうして…デート?なの?]

[え?どうみてもデートよね?ことは]

[うんデートだね]


二人は腕を組みながらウンウンと頷いていて

(な、なんでそうなるの…??)

意味がわからなくて


[で、でもその子はなんというか…弟みたいな子で…]


と弁明してみるも


[う〜ん…でも私からするとその子のことそういう目でみてると思うわよ]


椿ちゃんから思いがけない言葉が降ってきた
/ 497ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp