第12章 告白Ⅰ
そこからは数ヶ月の間のことを色々と話していた
何してたとかそんな他愛ないことだけれど
至福な一時で時間も忘れてお喋りしていた
打ち明けたからなのかはわからないけれど心が安らいでいてこんなに友達と落ち着いて話すのも久々だった
でもその会話の最中突然お祭りの話題になって
[そういえば…来週お祭りあるわよね…?]
[あ〜あそこの神社のこと?]
[うん…来週だもんね…]
[そうねぇ…よかったら行かないかしら?二人共]
[あ、もちろん送り迎えはするわよ♡]
[行ってみたい〜! さんも行きましょうよ!]
目をキラキラ輝かせてそう言ってくることはさんに戸惑ってしまっていた
まさか誘われるなんて微塵も思っていなかったこともあるし
何より条くんとお祭りに行く約束をしてしまっているからだ
ことはさんたちと行きたいのも山々だったけど今回はお断りすることにした
[え…とごめんなさい…その日は別の人と行かなきゃいけなくて…]
[なので…また…こんっ…]
[え!!!別の人!??]
二人共声を合わせて近い距離で顔を見てきて
まさかこの一言であんなことに発展するとは思わなかった