第12章 告白Ⅰ
私の言葉を聞いて二人とも話を聞いてくれるようだった
この前座っていた窓際の席に一旦座って自分の過去をほそぼそと話し始めた
一応オブラートに包んで話したつもりだけど
やっぱり聞いていて気持ちのいいものではないから少し不安だった
でも二人は真剣な表情で最後まで話を聞いてくれていた
大体30分かそこらはかかったんじゃないだろうか
[…ということなの…]
[だから今回の件はその…中学の時とにていて]
[思い出しちゃってこんな感じになっちゃったんだよね…]
とりあえず伝えたいことは全て伝えられたし要点をまとめて話せたとは思う
けれどどんな反応をするのかが気がかりだった
そう懸念していると
[……ぐすっ…]
[つ、椿ちゃん…!?]
[ううう〜〜〜………]
[椿ったら……ほら落ち着いて]
椿ちゃんがポロポロと涙を流してことはさんがハンカチで目元を押さえていた