第6章 congruencemission~合同任務~
聖天子様は黙り込んだ。
そして....
「教えることはできません。皆さんの誰かがトランクケースを回収することができた時にお教えします。」
天童木更は納得できなさそうだったが、「ありがとうございます」と穏便に済ませた。
「快翔....あの黒い人さ綺麗だよね。あたし男だったら惚れてる。」
晴羅は真面目な顔をした。
ポコっ
快翔が軽く晴羅を叩いた。
「話きいとけや。」
そして、全てが明らかになった。トランクケースは蜘蛛型(モデルスパイダー)の体内に取り込まれているらしい。だが、その時。
「ハハッハハッハハッハハッハ」
不気味な笑い声。聖天子がある人物を睨みつけつる。
「誰です。」
「私だ。」
仮面をかけた、おとこ。格好は紳士的な感じ。かつて、快翔達の前に現れた男。
「お初お目にかかるね。無能な国家元首殿。私は蛭子。『蛭子影胤』端的にいうと君達のてきだ。おいで。小比奈。」
いきなり現れた男....影胤。会場は混乱に陥っていた。そして、その直後青髪の、パーマのような髪型のイニシエーターがはいってきた。
「こいつら....この前の....?」
快翔がそういった。
「はいパパ。蛭子小比奈十歳。パパのイニシエーター。蟷螂型(モデルマンティス)。」
蓮太郎は、影胤、小比奈に銃口を向けた。影胤が再び話始めた。
「七星の遺産は我らがいただく。」
と。