第4章 過去。
俺は運命を恨んだ。
全てを呪った。何もかも失った。あいつら....そうガストレアのせいで。
「えーと三笠くんー」
青原民間警備会社の社長「青原勇之助」俺を民警として雇ってくれた。
この人には数え切れないほどの感謝と恩がある。
「なんでしょーか社長....」
社長は俺の方をむきニコリとした。
「君のイニシエーター決まったよ」
イニシエーターとは、ガストレア因子を親がすいそうなることでごく微量にガストレア因子が混ざる。そして、その子供たちは皆女性。
「やっとですか。」
ここに来て4ヶ月。
「じゃあ行こうか。その子に会いにさ。」
いまからかよ。この野郎。
「あ、名前はね....花鳴清羅。」
俺は社長のさいごに、いったことばをきいていなかった。
その子にねーちょっと曲者なんだよー
と。