第4章 甘露寺蜜璃
稽古場に入るとそこには柱にくくりつけられている隊士たちがいた
「伊黒くんなにここ‥本当に稽古場?」
「当たり前だ」
「処刑場みたいなんだけど‥」
「伊黒さんここにいる人たちは何か罪を犯したんでしょうか‥?」
炭治郎は震えながら言った
「罪‥そうだな‥弱い罪‥覚えない罪‥苛つかせる罪‥だな」
「ははは」
「とっとっとやるぞ」
伊黒は木刀を炭治郎に投げた
炭治郎は木刀を握り振ろうとすると隊士達の心の声が聞こえてきて躊躇ってしまった
「何をしている動きが遅すぎるぞ」
(くそ‥心の声が聞こえてくる‥)
「頑張れー!炭治郎くん!」
伊黒はため息をついた
「竈門炭治郎‥一度下がれ」
「え‥」