第16章 バケーション レインさん·フィンくん
(フィンくんが私を大切に仕舞うって意味はまだ分からないけど。)
今私の隣で寝てるレインさんは。
今だけは··学生なんだな。
さら。
(柔らか~~。ふふっ、無防備に寝てるな)
「レインさん、神覚者であり、学生であります。疲れた時や寂しい時は何時でも来ていいですからね」
✿✿✿
どん
「来たぞ」
「!?」
どっか
「座るぞ」
「おふっ!あっフィンくん!」
「あれ?兄様」
「フィンも座るか」
「いいの?」
「座るスペースあるからいいよ!」
「なら失礼します」
ちょこん✿
『·····』
(無言なんだけど。横向くと両隣にいるから向けないし··あっ今なら聞けるかな)
「フィンくん」
「ん?どうしたの?」