第14章 ちっちゃいこ
「··(アリアの色から自信が見える)」
深い海色
清らかな青空
髪の毛は鮮やかな赤色
昔
なでなで
『君は、いつか強くなれるよ。苦しい事、辛い事沢山あるけどね··オーター君は強くなれる。人は本当に···ーー』
『僕が強くなれる?』
にこっ
『なれるよ!』
カチャ
「分かりました、今日1日貴方達に任せます」
ざっ
「こんな魔力が少ない奴等に任せるとはオーター、どうした」
ひそ
「あれ誰」
ひそ
「おっさんだな」
ひそ
「良く魔法学校におじさん来ますね」
「お前ら、この人はオーターさんの父親だぞ」
『あ、キレてる』
ふん
「随分と雰囲気も弱々しくなったもんだ。小娘」
「···」
「ワースを渡せ」
「嫌です」