第3章 桃
ごじつ
すたすた
(最近ワースの様子を見れてなかったな。どう接すればいいか分からないからキツイ言葉になる)
もやもや
(どうすれば)
「前より顔色が良くなりましたね」
(?マドラ寮生)
「別に、面倒見ることないだろ···」
(·····)
「ワースさん」
「んだよ」
じゃん✿
「猫さんぬいぐるみ作ってみたんです!これにも魔力詰め込みましたから」
「はぁ?!別にいらねーよ。··だが、貰っとく」
(···あんな風に笑うのか)
常に書庫室に閉じこもっていたから話などしなかった。
それが今や···
✿✿✿
どどん✿
カチャ
「マドラ寮生。」
「はい?(神覚者様だ)」
「少し、話をしたいんだが」
「はぁ··(何かしたかな?)」