• テキストサイズ

All is Dream Box【春パワー全開】*短編集

第6章 さな/【テニプリ】2章 お花見開始!


タイトルが30文字を越えたらいけないので少しだけ省略させてもらいました!さな様ごめんなさい!!!




越前君は入ってきた私たちを見るなり、その大きな目をより大きくさせた。まぁ、先輩たちがテニスをやらずに食べもの広げてのんびりしているのだから。

「あの…何、やってるんスか。」
「お花見だよ。」
「……。」

無表情だけど、何やってんだこいつらというオーラを感じ取った。

「越前君も良かったら一緒にどう?」
「いや、別に「そんな事言わずにいいから入れよ!!」

桃ちんが半ば無理矢理連れ込む。

「そういえばどうして休みなのに来たの?」
「…古文の課題、ロッカーに忘れて…ていうか先輩たちっていつも休みの日も練習してるんスか?」
「うん、誰かしら自主練してるかな。」
「…ふーん。」
「あ、良ければおにぎり食べる?唐揚げとか卵焼きもあるよ。」
「…どもっス。」

紙皿に唐揚げ、卵焼きを載せて渡す。
無愛想な子だけど、素直な面もあるみたいだ。

「おいおい、おチビ〜!何、には素直になってんだよー!新入部員のクセに図々しいぞー!」

菊さんが昆布のおにぎりを頬張りながら、越前君に絡む。

「菊さん、変な言い方しないの。期待のルーキーなんだから、ちゃんと仲良くしなきゃ。」
「むー。」

今度のランキング戦に越前君が出ることはまだ言わない方がいいかな。

「しょーがねーなぁ、んじゃあ、今度先輩らしく俺がハンバーガーでも奢ってやるかー!」
「あ、桃ずるい!俺も俺も!」
「エージ先輩は先輩なんスから、逆でしょ⁈」
「越前、俺の家、寿司屋だからさ、今度食べに来いよ。」
「はぁ…。」

なんだかんだ言いながら皆、越前君に話しかけてあげている。個性的だけど、根は良い人たちばかりだからなぁ。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp