第18章 星/番外編～この執事 お花見～

「お嬢様…貴女はもう、あの頃の貴女じゃないのです。自信を持ち、堂々としてください………マイ、レディ……。」

そういうとルシファーは、アイカの手の甲にチュッと口づけた。
さすがのアイカも不意打ちを狙われて、顔を真っ赤にした。それを見ていたシエルとセバスチャンは、二人して顔をしかめていた。シエルが軽く咳払いをし、アイカはやっと今の状況に、気がついた。

『ご、こめんなさい／／／／でも、ありがとう…ルシファー。』

ルシファーはシエルたちに、ニヤリと笑いかけながらいった。

「いえ、執事たるものこのような主の事態に、気づかなくてどうします。」

シエルは舌打ちをし、セバスチャンは静かに睨んでいた。そんなふいんきに、全く気づいていないアイカはシエルの腕を引いた。

『シエル！！早く、お花見しましょうよ♪』

アイカは瞳をキラキラさせながら、シエルにいった。