第18章 星/番外編～この執事 お花見～

シエルは驚きながらも、振り返った。

「アイカ！？それに、お前も…何故ここにいるんだ？」

『エリザベスと一緒に来る「はあっ!?エ、エリザベスがいるのか!?」……一緒に来るつもりだったんだけど…途中で帰っちゃったから、折角だし今からお花見でもしようかな～と思いながら歩いていたら、シエルがいて抱きついて…今に至ります♪』

シエルはエリザベスが居ないことに安心したのか、一息ついた。

「そうか。僕たちは、女王陛下の命で花見に来たんだ。」

へぇー……女王陛下がね～……

アイカは少し過去の事を思いだし、目線を下に向け少し体が震えていた。ルシファーは、そんなアイカに気づいたのかアイカの前に、膝まづいた。シエルとセバスチャンは、目を見開きながら驚いていた。そして、ルシファーは今まで以上に真剣な顔つき、声で言った。