第24章 それでも愛してる。中原中也
『んっ、、、中也さん?』
「悪りぃ、起こしたか?」
は首を横に振り、俺に抱きついてきた。
『好き、、、大好きです。』
「ああ、俺もだ。」
可愛いことを云う彼女の頭を撫でてやれば、気持ちよさそうに目を閉じる。
この時間が俺は好きだ。
俺は知っている。
彼女が過去に太宰に抱かれていたことを、、、、。
そして、今もまた奴に抱かれていることを、、、。
でも構わない。
何故なら、彼女は俺の元に帰ってくるから。
は俺なしじゃ生きていけないほど、俺に心酔しきっているから、、、、。
太宰との関係があることで、罪悪感が生まれ、俺を失うかもしんねぇ恐怖がを襲い、俺への依存が激しくなったのだ。
正直、太宰にを抱かれるのは死ぬほど嫌だが、このお陰では俺から絶対離れない。
だから、今は大目に見てやっているのだ。
彼女の身体は太宰を求めたとしても、、、、
それでも俺はを、、、
「愛してる。」
-----fin