• テキストサイズ

【R18】カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く【禪院直哉】

第3章 直哉のお土産



『ほぉ~ん…そらええ事聞いたわ…。
……中…入り?…どれで
遊びたいか…選んでええで?』

そう言って直哉が
錦鯉の間の襖に手を掛けると、
ガラガラと…襖を開いた。

部屋の中央には…
不自然に置かれた風呂敷包みが
2つ…並んでいる。

『赤いお土産と…
青いお土産…どっちから見たい?』

赤い風呂敷のお土産と
青い風呂敷のお土産と
どっちのお土産が見たいかと
こっちに…そう…尋ねて来て。

『どっちも…自分に…
買うて来たんやしなぁ…。
どっちも…自分のモンやで?』

「じゃあ…赤い方の…お土産を…」

にっ…と…直哉が口の端を曲げて。
私が…その赤い風呂敷包みの
結び目を解く様子を
ちびちびと…酒を飲みながら見ていた。

しゅる…と…風呂敷を開いて、
その中に入っていたのは…。

所謂…大人のオモチャと…
呼ばれている…系統の品物で。

ローションとか…ローターとか
バイブ…とか…言われてるモノ…とか。
ちょっと…どこにどう使う物なのか
分からない…形も…品物もある。

『ちゃんは、
今日は…どれ使て…遊びたい?』

「………使い方が…
その…良く分からない…のですが…」

……何か…呪霊の舌みたいな
長い…リアルな舌…みたいなのとか。
それこそ…呪霊の…身体の一部みたいな
呪物…みたいな禍々しい形のもある。

その中に…可愛いピンク色をした
お団子が連なったみたいなのがあって。
透明感のある…素材のそれに
が自分の手を伸ばした。

「こちらの…可愛い色をしたのは
どんな風に…使うもの…なのですか?」

『ん~?なんや…それに興味が
あるんかいな…、ちゃんも
未経験やのに、ドスケベやなぁ…』

選べと言わたから
素直に色で選んだのに…。

『それは…まだ…あかんで?
そうやなぁ…今日は…これにしよか?』

そう言って…沢山ある…
遊び道具…の中から…
3つほど…選んで…手に取った。

/ 204ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp