第6章 行動あるのみ?
一刻も早くニノを取り返したい
取り返して…腰が立たなくなるまで抱いてあげたい!(←笑)
(その為には…)
「ニノ…明日さ、何時からあるの?パーティー」
『え?…えっと…7時とか言ってたかな?』
「それ、ブチ壊したらさ…お家勘当されたりしない?」
『へ?勘当??』
「うん。そしたらさ、もうお家を継がなくてもイイ訳でしょ?」
『…そんなに簡単な事じゃないよ』
「そっか…」
(やっぱりダメかな?)
『でも』
「ん?」
でも?
『…でも、この結婚話を破談にするくらいの事にはなるかもしれない』
「どうゆうコト?」
『その位で勘当してくれるほど甘くないと思うけど
流石にパーティーで赤っ恥掻かされたら相手の方から結婚を断ってくる可能性はあるかな、ってコト』
「なるほどね…じゃあ、やってみる価値は十分ありそうだね!」
よぉし!めちゃくちゃにしてやろう!!
『…雅紀』
俄かにテンションが上がって来た所で、ニノの低い声に呼ばれた
「なに?」
『…あのね、雅紀…嬉しいんだけど、無茶しないで欲しい』
「え?」
『うちの家を甘く見ない方が良い…そんなコトしてタダでは済まないから…
下手をすると、警察沙汰になる恐れもあるし…雅紀の店だって…』
「そんなの、覚悟の上だよ」
『でも…』