第5章 眠れぬ夜が明けて
「あぁんっ!!…あぁっ!!ああぁっ!!!///」
「ニノ、イイ?」
「んぅっ…イイッ…雅紀、もっとぉっ!!///」
「うん、イイよ…いくらでも」
「あぁーっ!!!///」
振り乱した髪の先端から汗が飛び散る
形の良い唇が赤く染まって…凄く綺麗だ
かわいい喘ぎ声が聞きたいから、完全に塞がない様にその唇に吸いつく
「ん、ん…はぅ……んむ///」
「ニノ愛してる…だから、俺を信じて」
「ぅん…雅紀…信じ、てる…信じて、る…よ///」
薄っすらと開けた瞳に涙が滲んでる
俺は愛しい人に俺の有りっ丈の愛を注ぐ様に
何度も何度も
君を抱いた
明け方近くになって声がすっかり擦れてしまった君が、ちょっと怒ったフリをして言った
「この声をどうしてくれんだよ?!」
「ん〜?風邪引いたとか言っとけば?」
「あほかっ!!///」
そう言って俺の頭を叩く君は
やっぱり嬉しそうだった