第5章 眠れぬ夜が明けて
「いや…正直ちょっと複雑な気分なんだよ俺は…
ニノと相葉くんを思う智くんの気持ちは解るし、俺だって二人を逢わせてあげたいって思うけど
見つかったら智くんが酷い目に遭うんじゃないかって気が気でないし…」
「それは俺も同じだから」
俺は何処を叩いて良いのか解らない位下がった櫻井さんの肩を叩いた
「俺も大野さんをそんなに長時間危険に晒す気はありませんから…一回ヤッたら帰ります」
「Σブッ!!!///」
真っ赤になって噴き出す櫻井さん
「どうかしたんですか?」
「どどっどどどっ…///」
「ラブ注入?」
「ドドスコでなくてっ!!!///」
面白い位狼狽える櫻井さんを尻目に車を降りる
「マジで、そんな長居はしませんから…2・3時間で帰ります」
「え?そんな…もっとゆっくりしなよ」
「言ったでしょ?俺も心配なんです」
「ニノ…」
「じゃ、ちょっと行ってきます」
俺は口を半開きにしている櫻井さんに軽く手を振って、雅紀の待つ部屋へ向かった