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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第15章 試験!




「降りろ、到着だ。試験会場、国立多古場競技場」

仮免試験当日。
A組一同はバスに揺られ試験会場に到着した。

「緊張してきたぁ・・・」
「多古場でやるんだ」
「試験て何やるんだろ、ハー、仮免取れっかなぁ」

「峰田、取れるかじゃない。取ってこい」
「おっもっ、モチロンだぜ!」

「この試験に合格し仮免許を取得できればお前らタマゴは晴れてヒヨッ子・・・セミプロへと孵化できる。頑張ってこい」


試験目前で緊張する生徒に喝を入れる相澤。
相澤の言葉に盛り上がる生徒たちで円陣を組んだその時ーーー



「せーのっ、Puls「Ultra!!」・・・!?!?」

見慣れない坊主頭の男子が混ざり込んできた。

『わぁ・・・。耳痛い・・・』
「大丈夫か紬」
『うん・・・。キーンってなった』

「勝手に他所様の円陣へ加わるのは良くないよ、イナサ」
「ああ、しまった!どうも大変失礼しました!!!」

男子は同じ学校の生徒に注意され、頭が地面にめり込む勢いでお辞儀?をする。


「東の雄英、西の士傑」
『ああ・・・。あの有名な高校かぁ』
「知っとんのか」
『そりゃまぁ、ヒーロー目指すわけですし・・・』
「ほーん」

様子がおかしい爆豪に疑問を持ちつつも相澤の話を聞けば、彼は夜嵐イナサ、雄英の推薦トップだったにもかかわらず、合格を蹴って士傑高校に入学したらしい。

『変わった人だったね(まぁ、知ってたけども)』
「ケッ、誰がいよーと関係ねぇわ」

「イレイザー!?イレイザーじゃないか!」

士傑が去ったと思いきや、今度は傑物学園のミスジョークが声をかけてきた。

「俺は真堂!今年の雄英はトラブル続きで大変だったね!」

ミスジョークの紹介で学生の一人、真堂揺がA組に話しかけそれぞれと握手を交わしていく。

「中でも神野事件を中心で経験した爆豪くんと猫宮さん!君たちは特別に強い心を持っている。今日は君たちの胸を借りるつもりで頑張らせてもらうよ」

「フかしてんじゃねぇ。台詞と面があってねぇんだよ。あとこいつに触んな」
『ひぇっ、あっ、すみません・・・』
「いいんだよ、心が強い証拠さ!」

手を差し出す真堂へ自らも握手をしようとした手を爆豪の言葉に引っ込める紬。
すっかり握手する気満々だったらしい。



試験直前にドタバタしつつも会場に入って行った。




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