【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第14章 残りわずかの夏休み
ーーー爆豪sideーーー
想いを伝えて同意を得ただけでこんなに見え方が変わるもんか?
入寮当日のあの日からあいつから目が離せねぇ。
今日の特訓中もクソかわいかった。
黙っとけっつった俺が顔に出すわけにもいかねぇから力んで真顔になっちまったが・・・。
元々気になってはいたが、以前とはまるで違った見え方に戸惑う爆豪。
必殺技の特訓中はもちろん、寮生活中ふと目に入る紬も目で追ってしまっている自分に驚きを隠せない。
今の関係がクラス内に知られると色々うるせぇ奴らがいるから黙っとけと釘を刺したが、さっさと俺のモンだと言っちまいてェ。
特に舐めプ野郎。
自覚はねェみてーだが、いちいちあいつにちょっかいかけやがって鬱陶しい。
『違う!ぜ、全然ない!そう!それはもう悲しいほどに!!!』
自主練を終えて寮に戻るとちょうど考えていた相手の声が聞こえてきた。
女子だけで集まって何かを話している様子。
女だけで集まっとすぐあんな話になんのかよ。
てか動揺しすぎだろ。
『逆に!?あの彼と何かあると思いマスカ!?』
・・・俺のために必死に隠そうとしてるアイツも悪くねェな。
もう少し我慢したるか・・・。
満更でもない気分になって女子にバレないようその場を去る爆豪だった。