第1章 よわっちいエースと私 ♡ 旭
菅原「名井~。そろそろ旭いれて練習したいから呼んできてもらってもいい?」
『分かりました行ってきます』
大地「旭あいつ名井が帰ってくる!!ってずっと嬉しそうにいってたよな」
田中「たしかに!」
『旭さん〜!』
ジャンプサーブの練習をしている所で
私が前見た時よりパワフルでまだ不安定だけど
コースも決まってきてる
旭「あ、そろそろ時間か。山口あと電気と鍵お願いしてもいいか」
山口「はい!大丈夫です!お疲れ様でした!」
『ありがとうね』
旭「…………」
『旭さん!!!!』
旭「は!はい!」
『会えなくて寂しかったです……』
今からまた練習なのに隣に歩いている旭さんに引っ付きにいってしまう
旭「俺もずっと寂しかったよ。向こうで大丈夫だった?」
『なんとか!あっそうそう、ロメロと会ったんですよ』
旭「え?!あのプロ選手の?」
『そうそう!!めっちゃデカくて威圧感凄かったです』
旭「そんなのどこであうの」
「友達とバレーしてたんですけど、ボールが高い木に挟まってさすがにここまでは飛べないなーっておもってたら」
旭「(飛ぶ気だったんだ)」
『そしたらロメロが「はい、君バレー好きなの?」って!ボール渡しながら声かけられたんですよ!!!で!ほら写真も!』
旭「うわまじじゃん、ほんとに大っきいな」
『でしょー!で、で、で!』
旭「ふっ」
『なんで笑うんですか』
旭「いやよく喋るなあって」
『だって大好きな彼氏に3ヶ月も会えなかったんですよ!そら話すこといっぱいあるに決まってるでしょ!』
旭「あははごめん」
『…………』
旭「ん?急に立ち止まってどうした?」
『旭さん…また宮城帰ってからいっぱい抱いてください』
旭「え?!?!」
『も、こっちは旭さんの顔みたらムラムラするんです!無理もう!私食堂いってきます!お疲れ様です!また部屋行くかもです!』
旭「あ、うん……」