第25章 お願い
「さん?」
(もうこれ以上フリードや皆を傷つけたくない‥鍵を誰かに託したいけど私以外は使えない‥あの時マツバさんと一緒に行けばよかったな‥あの時船を降りればよかったかな‥)
はスピネルの方を見た
「スピネルさん‥私が仲間になれば私の仲間には手出しはしないと約束してくれますか?」
「‥おや?気が変わったんですか?」
「どうなんですか?」
「そうですね‥約束してあげましょうか‥」
(‥ごめんフリード皆‥)
「では本当に仲間になるなら私の手を握ってください」
スピネルは左手を差し出した
が手を握ろうとすると入り口から眩しい光が
「!!無事か!!」
「フリード‥‥」