第20章 ホゲータと僕の歌
父が歌い出すと母も歌いだした
夕方には島に戻ってきた
「僕お腹空いた!」
「はいはい!」
父はまた歌い始めた
歌を歌いながら家に向かった
だがある日父と母は長い航海に出ることになった
「しばらく帰れなくなるけどじぃちゃんの言うことちゃんと聞くんだぞ?」
「食べすぎてお腹壊さないようにね?」
「‥うん」
「寂しいか?ロイ!」
「寂しくないよ!」
ロイはいしにえのモンスターボールを見せた
「僕もいつかトレーナーになって冒険の旅に出るから!!」
「ロイなら大丈夫‥きっといいトレーナーになれるわ」
母はロイを抱きしめそう言った
ロイの目からは涙が
「そろそろ時間だな」
「親父!ロイのことよろしく!」
「任せとけ!2人で仲良くやるわい!な?ロイ!」
「うん!行ってらっしゃい!!」
ロイは手を振った