第2章 バレーボール
勇気をだして言ってみた。
?「まじ!優しーな凛ちゃん。俺テーピング巻くの苦手でさ、助かるわ」
にって笑う彼はやっぱりどこか子供っぽい。
「優しいのは貴方の方ですよ、本当に困ってたので助かりました。」
?「二口堅治」
「え?」
?「俺の名前二口堅治だから。あと、優しくねーよ。茂庭さんの言ってること正しいと思うし、あんまはなっから信用すんな。」
(要くんが正しいってなんの話だったかな。少し無愛想な気もするけど二口さんはやっぱりいい人だと思う。信用するなって言われたけど)
テーピングを巻き終えた後は、2人並んで体育館へと戻った。