Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】
第10章 それぞれの空の下
和「だから智兄さんは、便利屋を続けて下さい」
便利屋を…
智「…それなんだけど…どうしようかと思ってて…」
潤「え…何で?」
智「雅紀がいない今、俺1人でやらなきゃならないだろ?…俺だけだと、どうしても限界があるから…」
翔「…俺は便利屋を続けて欲しいと思ってる…」
智「翔くん…」
雅紀の死後、口数が減った翔くんが突然声を掛けてきた
翔「便利屋は雅紀がずっと携わってきた…雅紀が生きた証なんだ…だから便利屋は無くさないで欲しい…」
便利屋は雅紀が生きた証…
智「…うん…そうだな…」
和「決まりですね。人員は新しく雇用すれば良いと思いますよ」
潤「和が大野グループを継ぐのなら、俺が和の専属秘書になれるように会長に相談するよ」
和「潤…」
智「じゃあ翔くん、早速募集の…」
翔「ごめん、智くん…俺、やりたい事があるんだ。だから便利屋を辞めさせて欲しい…」
智・和・潤「…え?」
翔くんがやりたい事?