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Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】

第10章 それぞれの空の下


智「けど、これってさ…雅紀からのメッセージだと思わない?」

翔「…メッセージ…?」

智「うん…雅紀が翔くんには生きててもらいたい…同じ病気で苦しい思いさせたくない…って言ってるんだよ…きっと…」

潤「確かにそうだね…雅紀兄さんらしい…」

和「本当に…自分だって辛いのに人の事ばかり…馬鹿がつくほどお人好しな人ですね…」

潤「翔兄さん…雅紀兄さんの言葉…思い出して」

智「翔くんに、苦しい思いさせたくないないって言ってたんだろ?なら、雅紀の最期の願い聞いてやってくれないか」

すると暫く静寂の後、ゆっくりとドアが開き…

翔「雅紀…雅紀ーーーっ」

部屋から出てきた翔くんは泣きながら崩れ落ちた…

…これで良かったんだよな…雅紀…




ーーーありがとう…智兄…和…潤…ーーー

ーーー…翔ちゃんをお願いね…ーーー

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