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Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】

第9章 別れ(3)


医師が来てから数十分…俺達はリビングに待機させられていた…

雅紀…頼むから持ち直して…

もうこんな思いしたくないよ…

誰も言葉を発する事なく時間だけが過ぎていった…

そして…

〈カチャ…〉

リビングのドアが開き、医師が入ってきた

智「先生…雅紀は…」

「…残念ですが…かなり進行して非常に危険な状況です…」

…え…今…なんて…?

和「先生…まさか雅紀兄さんは…」

「…ここ数日が山です…もし高齢者や基礎疾患のある方以外で会わせたい方がいたら今のうちに…」

潤「…そ…んな…」

まさか…そんな事ない…

俺の聞き違いだ…

だって雅紀が…そんな訳ない…

潤「和…大丈夫か…」

和「潤…っ…」

智「…俺…昌宏に…連絡してくる…」

皆…泣いてる…

でも俺は信じない…だって雅紀は言ったんだ…

ずっと俺の側にいるって…

何があっても離れない…って…

翔「雅紀の部屋に…行ってくる…」

潤「翔兄さん…」

俺はそのまま雅紀が居る部屋に行った…

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