Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】
第7章 別れ(1)
家に入って自分の部屋に行こうとした時
〈〜〜〜♪〉
あ、電話だ…
誰も居ないから俺が出なきゃだな…
雅「はい、大野です」
急ぎ電話まで行き、電話をとると
『突然のお電話で申し訳ありません。大野雅紀様は居られますか?』
…え?俺?
でも、この人誰だろう…聞いたことない声だけど…
雅「大野雅紀は僕ですけど…失礼ですがどなたですか?」
『あ、失礼しました。私、T保健所の古賀と申します』
雅「保健所?保健所の方が何か…」
『実は…』
雅「…え…?」
…何…それ…
どういう…事…?
保健所の人の話に俺は頭が真っ白になった…
そのまま電話を切り、ボー…としていたら…
「雅紀…どうしたんだ?」
雅「えっ…し、翔ちゃん!?」
突然後ろから翔ちゃんに声を掛けられ驚いた
翔「今、電話してたよな…誰から?」
雅「な、何でもないよっ!ただの間違い電話だからっ」
翔「間違い?でも、それにしては…」
雅「お、俺寝るねっ!潤には今日夕飯要らないって言っておいてね!」
翔「えっ…お、おい雅紀っ!」
俺はそのまま自分の部屋に駆け込み、頭から布団を被った
まさか…俺が…