Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】
第6章 再会(4)
翌日、翔ちゃんがいるはずの自宅に着いてインターホンを押し、面会を求めたが…
『翔様は何方ともお会いになりません。お帰り下さい』
…と言われ、切られてしまった…
まぁ…ある程度予想はしてたけどね…
かといって、ここまで来て『失礼しました』って帰れないよ
俺達は再びインターホンを押し
雅「お願いしますっ!少しで良いんで会わせて下さいっ!」
潤「一目会わせて下さいっ!お願いしますっ!」
人目も憚らず大声で叫んでいたら、突然門扉が開いた
急いで中に入り、玄関に駆け寄るとドアが開き
「…何かご用ですか?」
出てきたのは、病院で翔ちゃんと一緒にいた人だった
雅「あなたは…翔ちゃんのお母さん…」
潤「え…この人が…」
翔ちゃんのお母さんは、俺達を睨む様に見渡し
母「人の家先であんな大声を出して…ご近所の迷惑になるからお通ししましたが、翔に会わせるつもりは…」
「上がってもらいなさい」
雅「…え?」
お母さんの後ろから、男の人が声をかけてきた