Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】
第5章 再会(3)
潤「翔兄さん…翔兄さんっ!」
翔「えっ…あ…あの…」
その『潤』と言った人は、突然俺に抱きついて来た
そして…
潤「生きて…やっぱり生きてたんだね…」
…え…?
この人は俺が怪我した訳を知ってる…?
それにもう1人の人も俺の事を『翔兄さん』って…
何で…?俺は『櫻井コンツェルン』の人間じゃないの…?
舞「ま…待って下さい。この人は私の兄で、櫻井翔っていいます。あなた方が言ってるお兄さんとは別人じゃ…」
翔「待って舞。それに関しては俺もはっきりさせたい。その為にここに来たんだ」
舞「お兄ちゃん…」
和「それって…どういう…」
翔「…実は…」
俺から話を始めた時、喫茶店のドアが開き
雅「ただいまー」
智「買出し行ってきたぞー」
あの時テレビで見た残り2人も帰ってきた様だった
…あ…昨日の人だ…
昨日病院で出会った人に目を奪われていたら
雅「し…翔ちゃんっ!」
智「えっ!?」
俺に気付いて大声を上げていた
翔「…昨日はすみません…あの…ちゃんと話をしたいと思って…」
雅「…え?」
潤「…ちょうどお客さんが途切れたから、このまま看板を変えるよ…」
そう言って看板を変え、テーブルに腰掛けた