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Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】

第3章 再会(1)


「…翔…この方は?お友達?」

翔「いや…知らないけど…」

雅「…え…」

何で…俺の事知らないって…

雅「翔ちゃん…翔ちゃんでしょ?何でそんな事…」

翔「…ねぇ…君俺の事知ってるの?実は俺…」

「翔っ!」

翔「えっ…か、母さん?」

何故かその女性は翔ちゃんの言葉を遮って、俺と翔ちゃんの間に割って入ってきた

「あなた…いい加減にしてくださる?この子は確かに、あなたが言ってる方と同じ名前だけど、別人です」

雅「あなたは本当に翔ちゃんのお母さん…なんですか?」

「ええ…なんならDNA鑑定してもいいわ」

そんなハッキリと断言するなんて…じゃあこの人は本当に翔ちゃんじゃ…

「この子は間違いなく私の息子…『櫻井コンツェルン』の長男です」

櫻井コンツェルン!?それって前に智兄と和が言ってた…!

雅「やっぱり!翔ちゃん…翔ちゃんだ!」

俺のその言葉に何故か翔ちゃんのお母さんと名乗った女性は顔色を変えて

「翔…行きますよ」

翔「えっ…で、でも母さん…」

雅「翔ちゃ…!」

追いかけようとした時、突然俺の腕を捕まえられ、振り向くと知らない男が腕を掴んでいた

「それ以上の詮索はご遠慮願います」

雅「は…離せっ!翔ちゃん…翔ちゃんっ!」

そして翔ちゃんの姿は段々と見えなくなっていった…

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