Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】
第3章 再会(1)
それからも俺達は翔ちゃんを探し続けた…
でも何の手掛かりもなく、半年が経ってしまった…
雅「…よっ…と…すみませーん。これ、どこに運びますかー?」
「あ、それはこっちまでお願いしますっ」
今日俺は、新しく増築された病棟に荷物を運ぶ依頼を受けて、病院に来ていた
「すみません便利屋さん、助かりました」
雅「いえ。こちらこそ、ご依頼ありがとうございました」
んーーー…疲れたー…
朝から荷物を運び続けて疲れた身体を思い切り伸ばし、事務所に帰ろうとしたけど…
雅「いっけね…俺カバンをナースステーションに預けてたんだった」
急いでナースステーションに行って、カバンを受け取り帰ろうとしたら
雅「…え…?」
今の…まさか…
俺の視界の端に見えた人物に一瞬目を疑った…
ゆっくりその方向に向き直すと、そこにいたのは
雅「…し…ょう…ちゃ…」
今、1番会いたい人…翔ちゃんがいた…