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Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】

第3章 再会(1)


あの日から2日…3日と過ぎていき…

雅「もう一週間か…」

爆発があったと思われる場所からボートの破片が見つかった…

けど…翔ちゃんは見つからなかった…

「雅紀」

雅「えっ…さ、智兄っ!」

入院してるハズの智兄が松兄と一緒に車イスに乗って来た

雅「智兄!大丈夫なの!?」

智「大丈夫だよ…こんな時に寝てなんていられるか」

昌「まぁ…無理矢理外出許可取ったんだがな…で、どうなんだ?状況は…」

雅「まだ…何も…」

そんな話をしていたら、和がバタバタと駆け出してきた

和「雅紀兄さんっ!」

雅「和…どうしたの?」

和「潤くんが…倒れて意識が…っ」

雅「えっ!?」

和に連れられて行った先には、何人かの人の側に横になった潤がいた

雅「潤っ…潤!」

和「しっかりして!潤くんっ!」

智「雅紀っ!和也っ!潤はどうしたんだ!?」

和「解りません!突然倒れて…」

潤「…ん…」

和「潤くんっ!?」

暫くして潤がゆっくり目を覚ましていた

雅「潤、大丈夫!?」

潤「…うん…大丈夫…って…なんで智兄さんがここに…?」

智「俺の事より潤、お前何処か体調が…」

和「…無理し過ぎなんですよ…潤くん…」

智「…え?」

和「潤くん…あれから不眠不休で翔兄さんを探して…だから…」

そう言って和は涙を滲ませていた…

潤「…ごめん…和…でも俺より雅紀兄さんの方が…」

雅「俺は大丈夫だよ…ちゃんと休憩してるから…」

皆の為にも早く…早く翔ちゃんを探さなきゃ…

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