第2章 あらすじ
手乗りMOBは、普通のMOBより小さく、カゴやオリの中で飼育しやすいということであっという間に世界中に広まった。
しかし、ある一部の科学者や様々な人が疑問の声を上げた。
その手乗りMOBは一体どこから来たのか、と。
記者である私はその疑問の答えを追求し続け、とある研究所に行き着いた。
そこはどこの研究所よりも一番早く手乗りMOBの誕生に成功した研究所であり、そして販売する手乗りMOBのクオリティも高く、人気だった。
しかし裏では怪しい研究も噂されていて、まだ人々が未確認の生物や強力なMOBを誕生させてよからぬことを考えているのでは、という話も囁かれていた。
だから私は記者であることを隠しながら博士号を取得し、その研究所の見習い研究員として潜入することに成功したのだ──。