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依々恋々 -Another story(under)-

第25章 発見と孤独遊戯



 クチ、ヌチ

「っ、」
「気持ちいい?」
「っ!🌸んナカの方がっきもちっ!」

一定速度で掴んだ筒を動かす。

「『方が』ってことは、それなりに気持ちいいんだ」
疑問でもなく、なるほど、と頷いている🌸に、ううっ、と前屈みになる。

「出ちゃいそう?」
「ふっ、いやっ」
まだ、と首を横に振る。

「ここって、空いてるの?」
「っアッこらっ」

筒の裏。
空気孔を人差し指で塞いだ🌸。

「アアッうっ」
手よりも腰が動く。
真空状態になった内部に、ドクドクと脈打ちだした。

「うっぐっ、で、出るっ」
握るものが、パキ、と小さな音を立てた。

「離しとく?」
「っぁ、い、まはっ」
離された指に、締め付けるような密着度が緩み、緩んだ尿道口に精液が駆け上がってくるのが分かる。

「っが、でっるっ、」
根元に押し付けるようにすると、先端にぶつかり、ビュルッと勢いよく射精した。
「出てる?」
「出、てるっ射精したっ」
勢いが落ち着くのを待ち、中に出した液が垂れないように引き抜く。

「気持ちよかった?」
「🌸とスる方が何倍も気持ちいい」

挿入口にティッシュを詰め込み、蓋をする。

「使い捨て?」
「ん?ああ、コレはな」

使用済みのそれをゴミ箱に放り込み、ジェルと精液に塗れたソレをティッシュで拭く。

ベッドのヘッドボードに寄りかかる。

「満足したか?」
「え?ああ、うん」
「じゃあ、」
伸ばした両腕の間に収まった🌸の髪を撫でる。

「気持ちよかった?」
「スッキリする、って意味合いの気持ちよさはある」
「うーん...?」
「あー、そうだな。
 セックスの気持ちいいより、マッサージや運動の気持ちいいに近い。
 満たされる気持ちいいより、代謝で吐き出してスッキリって方の気持ちいい」
「わかるような、わからないような...?」

確かに男特有の『気持ちよさ』かもしれない、と部屋着のカットソーを脱ぎ、布団の中に腰下を入れて、🌸の腕を引く。

「触っていいか?」

🌸のトップスの裾から腕を差し込む。

下着に支えられた胸の柔らかな部分に、指を滑り込ませた。

 ✜
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