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【ハイキュー】ツンデレな彼を落としたい

第12章 球技大会


山崎「俺は全然平気」

「良かった!」

何とか笑顔で答え、体育館を後にした。

ちゃんと笑えてたかな。痛すぎて全然ちゃんと話せてた気もしないよ。鼻血は取り敢えずティッシュで抑えたけど、頭を強く打ったせいか、クラクラする

保健室まで持たない、、かも、、。

近道をする為中庭を通ろうとした時、立っていられなくなってしゃがみ込んだ。貧血なのか、脳震盪なのか。その後意識を手放した

放課後部活はオフだったが、先生に呼ばれて進路の話を色々していた。めんどくさいなーって思いながら、話を終えた俺は帰ろうと、中庭の方へと向かった。すると、中庭に辛そうな顔をした凛ちゃんが居た。しゃがみ込んで動かないから心配になって、走って駆けつける

及「ねー!ねー、大丈夫?凛ちゃん!」

全然反応がない。多分気絶してる、?ていうか、鼻血も出てたみたい。何があったら、こうなるのさ

そう思いながら凛ちゃんをお姫様抱っこし、保健室に向かう。向かう途中女子たちが及川さんの勇姿にキャーキャー言ってた。いつもの事だけどね

及「失礼します」

保健室の先生「あら、どうしたの」

及「気絶してるみたいで、」

保「顔にアザもできてるし、何かと接触したのね。軽い脳しんとうよ、奥のベッドで寝かせてあげて」

及「凛ちゃん大丈夫ですかね、」

保「大丈夫よ。時期に目を覚ますわ」

その言葉を聞いて少し安心した

及「良かったー」

保「私職員会議で今から保健室空けちゃうのよ、何かあったらいけないから見ててあげて」

及「わかりました!」

保「頼むわね」

及「はーーい」

急に静かになる保健室。選手生命に関わるし、怪我をしないよう常に気をつけている及川さんは保健室なんて来たことない。今日初めて入ったくらいだもん。

意外と保健室って落ち着く場所なんだ

そんな事を思いながら、少し腫れている凛ちゃんの頬を保冷剤で冷やす

「、、ん。」

冷たかったのか、少し反応する凛ちゃん。普段寝ている所なんて見ないから知らなかったけど、意外と寝てたら幼いのね、可愛い。及川さんを見てもキャーキャー言わない女子は凛ちゃんくらいだよ。

自分の中で大きくなる凛ちゃんの存在が抑えきれなくなってきてるみたい

ほんと、嫌になるね



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