第6章 活動開始
と、まあこんなふうにいつもグダグダしている。…ちゃんと仕事をしているときもあるのだ。
まあしてないときが大半だが。
今日もまさしくそうだった。時は真夏。風鈴が似合う季節だ。
「あ゛ー、熱いわねぇ、やんなっちゃうわよ、汗かくし。」
と優。そして思いついたように魁人が言う。
「お!そうだ!そうだ!プール行こう!」
「お、いいね!それ!」
キャーと騒ぐ優。ただ乗り気でない人が3人。
奏太と晃司ともちろん藍子。
「なんでプールに行くんですか…絶対重大な罪を犯した人いないでしょ…。」
「それになんでプール?海じゃ駄目なの?プールとか皆が入ってるから生暖かいじゃん…。」
「全く持ってその通りだ。あんな裸同然の姿でよく泳いでるよな。」
と3人は反論する。しかし残りの2人目も負けてなかった。
「んなの気にしない気にしない!楽しむってことが大事だよ!」
「そうそう、残りわずかな人生だ。楽にいこーぜ!」
こういうやり取りが何回かありまして。魁人と優がいっこも引かないから3人が引くことにした。
「「まったく…。」」
奏太と晃司の2人はもう諦めてるが藍子は……
「なんでだ…何故私が…もう私の人生は終わったも同然だ…。」
と落ち込んでいる。すると魁人が、
「まあまあ、いいじゃないか!誰もお前の胸なんて見nnn(ゴフッッッッ!
「うるさい。」
なんと見事な溝蹴り。
こんなグダグダだが、どうやら行くことに決まったようだ。