• テキストサイズ

【ハイキュー】Blue Spring (仮

第5章 リベロとエース






「何で永瀬は大地と俺だけ苗字呼びなん?」

『!びっくりした・・・』

「へへっ、ゴメンゴメン」
あたしの背後から現れ菅原先輩。
突然の登場と思わぬ質問に驚くあたし。

『いや、あの。何だか大人だなーって思って。その、馴れ馴れしいかなって・・・』

「「!!」」

言ってて恥ずかしくなってきた。
いつからあたしは恥じらいの乙女になったんだ。
そしてなぜか釣られるように顔が赤くなる先輩たち。

「そ、そんな大人でもねーべ。2個しか変わんねーし!大地も名前になったんだから、俺も孝史でよろしくな!」

『は、はい。孝史先輩、大地先輩・・・』

おずおずと名前で呼んでみるとまたびっくりしたような顔でこちらを見つめてくる。
イントネーションとかおかしかったかな?
でもすぐにっこり笑って部活始まるぞ!と切り替えていった。



少し離れたところからメガネ越しに熱い視線を感じているのはきっと気のせい。




ガラッ

「おつかれさまーっ」

「しゅうごー・・・え!?」

武田先生が入ってきたので部員を集めようとした大地先輩の声がたまった。見慣れない、いや見慣れてはきたがこの場に似つかわしく無い人物も一緒に入ってきたからだ。

「紹介します!今日からコーチをお願いする、烏養君です!」

「コっコーチ!?本当に!?ですか!?」

武田先生が烏養さんを紹介するとさらに驚く大地先輩。
すると

「音駒との試合までだからな」

烏養さんが言うので、武田先生の事だからおそらくしつこくお願いして条件付きで承諾もらったんだろうなと想像がつく。
リベロ、コーチが揃った。
あとはエースだけかぁ、などと考えていると話が進んでいく。
なんでも烏養さんというのはかつて烏野の鬼監督として有名だった烏養監督のお孫さんで、我々の先輩らしい。
坂ノ下商店のお兄さんってだけだと思ってたのに、世間はかなり狭い。

そして、これから部員の実力を確認するために烏野町内会チームと試合をするそうだ。





/ 70ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp